老眼の改善方法
本来、人間の目は毛様体と呼ばれる筋肉が水晶体を膨らませるなどしてピント合わせを調整します。
若い時はこの調整力があったために、すぐにピントの調整ができましたが、老眼はこの調整力が衰えてくるためになってしまいます。
老眼は40代から進行し始め、多くの中年、ほとんどの高齢者は老眼を抱えることになるのですが、最近では若者も老眼になってしまうことが指摘されています。
これはスマートフォンの見すぎによるもので、別名スマホ老眼とも言われています。
毛様体が衰えてしまえば誰しも老眼になり、逆にここを鍛えていれば進行を防ぐことができるということです。
改善方法としては、毛様体を鍛えるということが挙げられます。
この鍛え方はいわゆるピント合わせをたくさん行うことで可能となります。
外の景色を見ながら、ランドマークとなる目標物を探し、そのあと、自分と目標物のライン上に手の指を出して、手の指と目標物を交互に見ていくというやり方です。
指の場所は目に近ければよく、交互にそれをやっていくことでピントを瞬時に合わせていくことになり、毛様体を使い、鍛えさせることが可能になります。
このやり方は裸眼でやる場合やメガネやコンタクトレンズを付けている場合でも行うことが可能であり、家の中や仕事場でも行えるため、気軽に鍛えていくことができます。
最近では100円ショップで売られている老眼鏡を用いたやり方も登場しています。
プラス2度の老眼鏡をメガネなどの上からかけ、その状態で2、3メートル先の景色をただぼんやりと数分間眺めているだけでピント調節の力がアップするようになります。
最初からピントが合わない状況を作り出し、毛様体を緩めることができ、柔軟性が増します。
近視でも効果を発揮することから、最近注目を集めています。
大事なことは日々、それらの改善方法を実践していくことであり、それらを続けていくことで目の健康を保ち続けることができるようになります。